ミックスボイスは存在しない

ミックスボイスは定義や発声法がとても曖昧で、矛盾点が多いものです。
(ミックスボイスについては、こちらのページをお読みください。「ミックスボイスって何だろう?」)

インターネットを見るとONE OK ROCKのTakaさんや秦基博さんなど、様々なアーティストさんが「ミックスボイスで歌ってる」と言われています。しかし、本人たちはミックスボイスで歌っているなんて思ってないし、そもそもミックスボイスを知らない方もいるのです。 「メジャーのアーティストたちは上手いから高音がしっかり出せている」というだけであり、メジャーの世界では使われない概念なのですね。

では、ミックスボイスとは? 

『高音が上手く出せない(発声が理解できない)ボイストレーナーたちが、自分たちが理解するために作り出したもの』と言えます。だからこそ、定義の曖昧さや発声法に矛盾が生じているのです。

昔から存在する地声の高音ボイス

ここで、1970年ごろから続くハードロック・ヘビーメタルの世界では、以前からとても高い音域を地声で歌うスタイルが存在します。
こちらの動画をご覧ください。 (イントロが長いので、途中からご視聴ください。笑)


Steelheart-She’s gone

音域としては、G3〜G5まで使っています。

最近のアーティストはみんな声が高い。  
…なんて言われてますが、昔から地声のハイトーンボイスは存在したんですね。
というか、むしろ今のアーティストさんより高い音域を歌っているかもしれません。

高音の基準

上記の例だけでは“地声のハイトーンボイス”が分かりきらないかもしれないので、他のアーティストさんもご紹介しますね。

Deep Purpleのイアンギラン、Led Zeppelinのロバートプラントさんは地声のハイトーンで歌っている代表的なアーティストさんと言えるでしょう。ハイトーンボーカルは洋楽ROCKが基本です。YouTubeのリンクで確認してみて下さい。

Deep Purple-Child In Time-1970
Led Zeppelin Live Performance – January 9th, 1970

超ハイトーン『スティールボイス』

これらアーティストさんの発声はミックスボイスではないのはもちろんですが、そうすると名前がありません。KISSのトレーニングでは発声を習得できるですが、この発声を何と呼べばいいか…?

KISSはこの ”地声でのハイトーンボイス” のことを
『スティールボイス』と名付けました。

スティールボイスの詳しい定義や由来などについてはこちらをお読みください。
「地声の高音スティールボイス」

スティールボイスで歌うには?

スティールボイスを出すには、頭式呼吸が絶対条件となります。頭式呼吸についての詳しいご説明は頭式呼吸のページでご確認下さい。 ここでは簡単にお話ししますね。

日本人の1億人以上は蓄膿症予備軍という統計データがあり、蓄膿症とは副鼻腔に膿が詰まってしまう病気です。高音を出すには副鼻腔が綺麗な空洞である必要があるのですが、下の図3の状態を図2へ改善することで、高い声が楽に出るようになります。

 

ここで、「では蓄膿症を治すにはどうすればいいのか?」という事になるのですが、そのために頭式呼吸が必要となります。 頭式呼吸により頭部からの呼吸機能全体を正常に戻すことができるのですが、これはデトックスでもあります。呼吸器にべっとりついた膿を排出できるんです。

蓄膿症の改善率と共に徐々に高い声が出るようになっていきます。効果の証明として、ビフォーアフターのデータベースをご用意しているので、よろしければご確認ください。

大宮校よりメッセージ

KISSはPops・ROCKのための新しいボイストレーニングです。
これまでの腹式呼吸(ベルカント唱法)を基礎とするボイストレーニングとは異なります。

これまでのボイストレーニング業界は資格というものがなく、『歌に自信がある』『歌を学んだことがある』人であれば誰でもトレーナーとして指導ができてしまうのが現状です。

しかし、歌にはジャンルがあります。どんなプロであっても、そのジャンルを越えて他のジャンルを指導することはできません。
つまり、たとえ音大を卒業しどれだけ音楽に精通していようと、Popsを学んだ経験がないのであればPopsを指導することはできないはずなのです。

ですが、ボイストレーニングはこれまでジャンルを越えた指導が続けられた結果、その内容が無責任にも拡散してしまい、ボイトレ難民とも言える方が増えています。
“自分が習いたいもの”と”習っているもの”のギャップに苦しんでいる方がたくさんいるのです。

「安い」が良いのではありません。

クラシックを習いたいのなら、声楽の教室へ。 
Popsを習いたいのなら、Popsのボイトレへ。

そうやって「自分が学びたいもの学べる業界へ」とボイストレーニング業界は変わるべきです。その一歩として、KISSのトレーニングは生まれました。
まだまだ小さな教室ですが、歌が大好きなすべての人のために、KISSの理念を応援いただければと思います。よろしくお願いいたします。