
こんにちは、井上です!
最近、生徒さんにもよくお話しするのですが、もしかしたら?そういう事かもしれないと思ったことがあるので、皆さんにもお伝えしようと思います。
ただ、これはあくまで僕の中で思っているだけなので、あんまり深く考えないでくださいね(笑
KISSの基礎トレーニングは共鳴ボイトレ法と言います。
共鳴とは、声が鳴っている場所のことです。
この共鳴が、歌の上手い人は顔の上の方(鼻や目の高さ)に、苦手な人は口の高さにあります。
そして、共鳴の高さがピッチ(微妙な音程の差)に影響していて、力によって共鳴を引っ張ることができるということも分かっています。
僕らはこの共鳴を基準に筋力の動かし方などを指導している訳なのですが、日本人は日本語という言語の習慣によって口の周りの筋力をよく動かしてしまい、口の高さで歌ってしまう人がほとんどです。
また、言語の習慣だけではなく、鼻づまりによっても筋力が動かしにくくなっていることも分かっています。
なぜ、鼻づまりがあると筋力が動かしにくいのかは、はっきりとは分かりませんが、僕らスタッフや生徒さんに聞いても鼻づまりによって空気を感じられなくなっている部分の筋力が動かしにくい人がほとんどなんです。
酸素がないと筋力は動かせないので、鼻づまりによって血管が圧迫され、血流が悪くなり酸素が行きわたらないのが原因かな?と思っています。
つい先日には、医療関係のお仕事をされている生徒さんが「足が腐ってしまった人の回復を促す方法として、酸素の入った袋で足を覆うこともあるんですよ。」とおっしゃっていたので、本来は血液からだけではなく直接酸素を吸収することもでき、鼻づまりによって副鼻腔に空気が巡らず、筋肉が動かせなくなっているという可能性もあります。
ここまでは、前置きの説明でここから本題に入ります。(前置き長くてすみません。笑)
皆さんは、アーティストの方々は皆さんお顔が若々しくて、歳をとってもあまり老けないイメージはないですか?
アーティストの方々が何でお若いのかというと、表情を保つための筋力が正常に働いているからです。
逆に言えば、表情を保つための筋力が働かなくなって、重力に負けて顔の筋力が下がってしまった分だけ老けて見えてしまうということです。
で、それが歌にどう関係しているのかですが、先ほども言ったように
・歌の上手い人は共鳴が顔の高い位置にある(共鳴がピッチに影響している)
・共鳴は筋力によって引っ張られる
・アーティストの方々は表情を保つための筋力が常に働いている
ということは、歌の上手いアーティストの方々は歌う前から、顔の筋力が表情を保つために上方向に働いて、共鳴が高い位置にあるということになります。
本来、人間は顔の表情を保つために歌っていなくても顔の筋力が働いていないといけない
⇩
鼻づまりなどによって酸素が供給されず、顔の筋力が働かなくなる
⇩
顔の筋力が働かなくなった分だけ共鳴が下がる(歌が下手になる)
ということになりませんか?
あー、ここまでまとめるのに疲れました(笑
人に何かを伝えるというのは大変なことですね(^▽^;)
今回の内容は、あくまで僕の見解でしかないので、多少間違ったことがあってもお許しください。笑
ただ、これが読んでくださった方の何かしらのヒントになったり、KISSの考えに興味を持ったり、さらに理解を深めるためのものになれば嬉しいです(^-^)
あと一つ忘れてました!
そこで、鼻づまりや筋力の習慣を直して行きましょうというのがKISSのトレーニングになっています。
実際に、KISSのトレーニングで筋力が動きやすくなって、普段の表情が柔らかくなる方もいらっしゃいますよ!
トレーニング等の詳細はホームページの他のページやYouTubeをご覧ください!
頭式呼吸ページ: https://kissmusic.net/one/head/

大宮校よりメッセージ
KISSはPops・ROCKのための新しいボイストレーニングです。
これまでの腹式呼吸(ベルカント唱法)を基礎とするボイストレーニングとは異なります。
これまでのボイストレーニング業界は資格というものがなく、『歌に自信がある』『歌を学んだことがある』人であれば誰でもトレーナーとして指導ができてしまうのが現状です。
しかし、歌にはジャンルがあります。どんなプロであっても、そのジャンルを越えて他のジャンルを指導することはできません。
つまり、たとえ音大を卒業しどれだけ音楽に精通していようと、Popsを学んだ経験がないのであればPopsを指導することはできないはずなのです。
ですが、ボイストレーニングはこれまでジャンルを越えた指導が続けられた結果、その内容が無責任にも拡散してしまい、ボイトレ難民とも言える方が増えています。
“自分が習いたいもの”と”習っているもの”のギャップに苦しんでいる方がたくさんいるのです。
「安い」が良いのではありません。
クラシックを習いたいのなら、声楽の教室へ。
Popsを習いたいのなら、Popsのボイトレへ。
そうやって「自分が学びたいもの学べる業界へ」とボイストレーニング業界は変わるべきです。その一歩として、KISSのトレーニングは生まれました。
まだまだ小さな教室ですが、歌が大好きなすべての人のために、KISSの理念を応援いただければと思います。よろしくお願いいたします。